B型肝炎訴訟とは、昭和23年から義務化された集団予防接種によって、同じ注射器を連続使用したためにB型肝炎ウイルスに感染させられた全国40数万人の感染被害者に対し、国からの謝罪と賠償を求めた裁判です。
現状としては、2011年に札幌地裁の和解所見を国が受諾したことにより、全国に40数万人おられる和解対象者に国から給付金を支給させることが可能となりました。
B型肝炎給付金支給制度は、B型肝炎ウイルスに感染された方に自動的に支払われるわけではありません。
給付金を得るには、対象者としての認定要件を満たすことを確認した上で提訴する必要があります。

顧問先を含む複数の医療機関と協力関係にあるため、法的側面だけでなく医療における専門的なアドバイスも受けることが可能です。
当事務所では、ご自身が認定要件を満たすのか、母子感染したが提訴は可能か、或いは亡くなった親族の和解を勝ち取りたいといったご相談から、実際の裁判によって和解を成立させるところまで、全力でサポートさせて頂きます。

すべての案件を弁護士自身が担当し、場合によっては複数の弁護士がチームとなって依頼者様を強力にサポートいたします。
医療事件に関する研究会にも所属し、日々研鑽を積んでおります。
B型肝炎訴訟でお悩みの方は、是非私どもにご相談ください。

～給付金支給対象者～
下記のいずれかに該当する方
①1次感染者(集団予防接種等からの感染)
　・昭和16年7月2日～昭和63年1月27日生まれの方
　・満7歳までに集団予防接種を受けた方
　・現在B型肝炎ウイルスに感染している方(過去に感染していると言われた方も含む)
②母子感染者
　・お母様が①に該当する方
　・現在B型肝炎ウイルスに感染している(過去に感染していると言われた方も含む)
③相続人
　・①または②の相続人の方

～給付金額～
【発症者】
・3600万円…死亡・肝がん・肝硬変(重度)
・2500万円…肝硬変(軽度)
・1250万円…慢性B型肝炎
・300万円…20年の除斥期間が経過した慢性B型肝炎の方で、現在も慢性肝炎の状態にある方等
・150万円…20年の除斥期間が経過した慢性B型肝炎の方で、現在は治癒している方
【未発症者】
・600万円…無症候性キャリア
・50万円…感染していて症状の出ていない方、20年の除斥期間が経過した無症候性キャリア(特定無症候性持続感染者)