成年後見Q＆A

Q1.成年後見制度ってなんですか？

A.成年後見制度は精神上の障害（知的障害、精神障害、痴呆など）によって判断能力が十分でない方が不利益を被らないように家庭裁判所に申立てをして、本人に代わって法的に代理や同意、取消をする権限を与えられた成年後見人等を選任し、本人を保護、支援する制度です。

Q2.成年後見制度にはどのようなものがあるのですか？

A.成年後見制度は法定後見制度と任意後見制度に分けられます。
法定後見制度では本人の判断能力の程度や本人の事情により、後見・保佐・補助の3つに分けられます。

Q3.成年後見の申立てができる人は誰ですか？

A.本人・配偶者・四親等内の親族・市町村長などに限られます。

Q4.期間はどのくらいかかりますか？

A.審理期間については，個々の事案により異なるため，一概にはいえませんが、成年後見の開始までの一般的な期間は3～4ヶ月といわれています。

Q5.申立ては自分でできますか？

A.成年後見制度は自分で申立てすることもできますが、手続き関して判断が難しいところもありますので、一度専門家に相談してみることをおすすめします。

Q6.成年後見制度を利用すると戸籍に載ってしまいますか？

A.東京法務局成年後見登録課に登記され、戸籍に記載されることはありません。