老後の生活プラン

老後はどんなふうに暮らしたいか、そのためにはいくら必要かなど、早いうちから家族で相談、計画しておくことが大切です。

●収支のバランスをチェックする

退職後には、公的年金や企業年金、退職金などの収入が見込まれるので、入ってくるお金と出ていくお金のバランスを見ることが大切です。
「家計調査」によると、高齢世帯の平均月収はおよそ23万円で、ここから生活費や税金・社会保険料などを差し引くと、5万円ほどの赤字になります。
月々の赤字分と、特別なイベントなどにかかる費用は、退職金や貯蓄をなどを取り崩してまかなっていくことになります。

●借金を返済しておく

退職金を受け取った時、まず最初にやるべきなのが、借金の返済です。
住宅ローンや車のローンなどを完済して月々の支出を少なくしておきましょう。
退職金の運用を考えるのにも、ローンの利息を支払いながらでは思ったような成果があがりません。
借金の返済と同時に今ある資産の洗い出しをしてみるのが良いでしょう。

●退職金の運用を考える

平均寿命が延びたことで、退職後に必要なお金も以前に比べて大きくなっています。
その一方で、依然として続く低金利のため、多少のリスクを取って退職金の一部を運用してみようと考える人は多いと思います。
しかし、退職金の運用はやり直しがきかないだけに慎重さが大切です。
投資による資産運用を行う際は、よく検討し、考えてからにしましょう。