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医療費負担が軽減される、高額療養費制度とは?

重病にかかってしまい、高額な医療費が突然必要になった場合や、同世帯において一時的に複数の人が同時に医療機関を利用したために多額の医療費負担がかかる場合は、通常では医療費の総額のうちの3割が自己負担となっていますが、それでも大きな負担となって家計を圧迫する事があります。
このような際に、患者やそのご家族への負担を軽減してくれるのが「高額療養費制度」です。これは医療費の助成制度で、健康保険に加入していれば誰でも利用する事が出来ます。

医療費控除と何が違うの?

■高額療養費制度

○申請先:国民健康保険、健康保険組合、共済組合、協会けんぽ、船員保険等の保険者
○制度の対象となる医療費の範囲:保険適用の医療費のみで、保険適用外の医療費や、通院の際の交通費等は対象になりません。
自己負担限度額以上の医療費について、払い戻しや事前申請等により助成してくれる制度です。

■医療費控除制度

○申請先:最寄りの税務署
○制度の対象となる医療費の範囲:保険適用外の医療費及び通院の際の交通費等も控除対象に含まれます。
あくまで税金の控除制度のため、支払った医療費自体が払い戻されるわけではなく、かかった医療費に応じて税金が控除されたり還付されるというものです。

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