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決算処理の基礎知識
(１)決算とは
年度末には、全ての帳簿をもとに、①利益はいくら出ているのか、②資産や負債の額はいくらか、を明確にする必要があります。この作業を決算と呼びます。決算の結果作成される書類を決算報告書、もしくは財務諸表と呼びます。
財務諸表を構成する重要な書類として損益計算書と貸借対照表がありますが、経営状況の判断や納税額算出の基本的資料となり、また、株式会社であれば、株主への報告が義務付けられ、金融機関から融資を受ける際にも提出を求められるなど、非常に重要なものです。
(２)決算処理の流れ（法人の場合）
主な決算手続の流れは次のとおりです。
試算表に対して決算修正をする。
製品・商品の棚卸、及び、減価償却
貸倒引当金の設定
引出金の整理
貸借対照表、損益計算書、利益処分案（損失処理案）を作成する。
株主総会（有限会社の場合は社員総会）を召集し、決算の承認を得る。
所得の申告調整を行う。
益金算入額br>
益金不算入額
損金算入額
損金不算入額
上記から調整します。
確定申告をする。（確定申告に伴う税金は次頁参照）
決算期末から⑤の確定申告までを2カ月
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