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数珠

数珠の基本
~数珠とは~
数珠とは、合掌するときに持ち、現在最も身近な仏具として古くから広く普及している仏具をいいます。
数珠の起源は諸説ありますが、古代インドのバラモン教であるというのが有力な説です。ムクロジの実を108個つないで念仏を唱えることで、煩悩が消え去るという言い伝えが始まりであるとされています。日本に広く普及したのは平安時代末期から鎌倉時代といわれています。

仏を念ずるときに用いる珠という意味から「念珠」とも呼ばれ、仏教のお葬式では数珠を持参して参列するのが正式な作法です。必ずしも必要なものではありませんが、数珠を持参する参列者が多い場合は、数珠を持っていないと目立ってしまうことがあるようです。

珠の大きさ、材質、長さなど数珠の形状は宗派により異なりますので、特定の宗派に属している場合は、自身の宗派に合わせた数珠を用意します。

■数珠の種類
数珠には、大きく分けて2種類に分類され、「本連数珠」と「略式数珠」のどちらかが使われています。
正式な数珠は二連の本連数珠ですが、今日では、略式の一連数珠を持参する人がほとんどになりました。どちらにしても、一人ひとり専用の数珠を持参して参列しましょう。

本連数珠(二連数珠)・・・108個の珠からなる清拭な数珠です。宗派によって形が異なるため、自身の宗派に合った数珠を持ちます。
略式数珠(一連数珠)・・・現代では主流となりつつある数珠です。珠数が少なく持ちやすいのが特徴で、宗派に関わらず利用できます。

■数珠の形状
正式な数珠は108個の珠でつくられます。人間には108の煩悩があるとされており、珠一つひとつが、煩悩を数珠が引き受けてくれると考えられています。
現在では、簡略化した54玉、36玉、27玉など玉の数を少なくした数珠が用いられています。なお、数珠の形状は宗派により違いがあるため、基本となる数珠の構成をご紹介します。

*珠の構成
正式な数珠は、108の玉からなる「主珠」をはじめとして、「親珠」「四天珠」「浄明珠」「弟子珠」「露珠」「中通しの紐」によって構成されます。

「主珠」
百八尊や百八煩悩を表す108の玉です。略式では、主珠の数が少なくなります。

「親珠」
数珠の中心にあり、房が付いている大きな玉です。2つの玉からなり、釈迦如来や阿弥陀如来を象徴しています。

「四天珠」
主玉と主玉の間にある4つの玉です。四天王や四菩薩を象徴し、略式では2つ(二天玉)となります。

「浄明珠」
親珠の下につけ、房の一番上に位置する玉です。菩薩を表しています。

「弟子珠」
房に着く20個の小さな玉です。「十大弟子と十菩薩」「十大弟子と十波羅密」を表しています。

「露珠」
弟子珠の下に位置し、弟子玉を留める玉です。

「中通しの紐」
数珠が輪になるように玉をつないでいる紐で、観音菩薩を表しています。

■数珠の使い方
宗派によって多少違いはありますが、房を下にして左手首にかけるか左手でもつのが基本です。長い数珠は二連にして、合掌の際は親指と人差し指の間に数珠をかけて両手を合わせます。
合掌するときは、親指と人差し指の間にかけて両手を合わせ、長い数珠は両手の中指にかけて手のひらですり合わせます。八の字にねじるとかけやすくなります。なお、房は中指の外側に出るようにして拝みます。

~数珠の選び方~
■数珠に使われる素材
*木の実
金剛菩提樹、龍眼菩提樹、星月菩提樹、鳳眼菩提樹、天竺菩提樹
*天然石
水晶、メノウ、ヒスイ・虎眼・ガーネット、カルセドニー、ラピスラズリ、アベンチュリン
*香木
沈香、伽羅、白檀
*木
桜、桃、梅、紫檀、黒檀、縞黒檀、鉄刀木
*その他
象牙、琥珀、珊瑚、真珠、硝子

■男性用と女性用
本来は数珠で男女の区別はしませんが、男女の手のサイズに合った玉や房の大きさを選び、色にも違いを持たせるのが一般的です。
男性は大きくて黒い玉を用いた数珠を、女性は男性用に比べ一回りサイズが小さく、明るい色の玉を用いた数珠を使用します。

*男性用・・・黒檀
*女性用・・・琥珀、メノウ、白珊瑚、水晶、真珠、象牙、オニキス

■宗教によるちがい
正式な数珠である本連数珠には、宗派によって仕立てや持ち方に決まりがあります。

*真言宗
真言宗の数珠は、2本ずつ房が付いており、親珠から7個目と21個目に四天珠がついています。
「振分数珠」とも呼ばれており、女性は日蓮宗以外の他宗派でも使うことのできる汎用性の高い数珠となっています。

*天台宗
天台宗の数珠は、球形ではなくミカンのような形をした平珠を用いるのが一般的です。
親珠から連なる房には、20個の平珠と10個の丸珠からなる弟子玉が下がっています。

*浄土宗
浄土宗では、「日課数珠」と呼ばれる、2つの輪がつながっている二連の数珠をつかいます。金属製の二連の輪に房がついており、一連が27玉、もう一連が20玉(男性)あるいは40玉(女性)です。
玉の数は他の宗派の定番である108個よりも少ないですが、念仏の数を数えられるような数珠の形式となっており、一日に数える念仏の数を日課制約して念仏に励むためのものです。

*浄土真宗
浄土真宗では、煩悩具足そのままで救われるという教えから、数珠は数取りができないよう房が「蓮如結び」となっているのが特徴的です。
玉の数に特別な決まりはありませんが、主珠は108個、親珠は2個で構成されるのが一般的です。

*日蓮宗
日蓮宗では、必ず「法華念珠」を使用します。一連の輪に2個の親珠がついており、片方の親珠には2本、もう片方には3本の菊房がついているのが特徴的です。

~数珠をもつときのマナー~
■参列の際に注意したいポイント
*数珠の貸し借りはしない
数珠は、お経や念仏を数える際にその回数を数えるためにだけ使われるわけではありません。数珠の輪に手を通すことで、仏の世界と持ち主を結ぶと考えられており、持ち主の身を守る魔除けのお守りであり、「仏具」としても扱われます。数珠を使い続けると持ち主の念が数珠に移り、持ち主の「分身」ともいわれていますので、数珠の貸し借りはマナー違反となります。

なお、自身と亡くなられた方の宗派が違う場合に、異なる宗派の数珠を持って葬儀に参列しても問題はありません。相手の宗派が異なっても持参することを遠慮せずに、自分の宗派の数珠を持って参列しましょう。

*椅子や畳の上に置かない
なにかの拍子で席を離れることがあると思いますが、数珠を椅子や畳の上に直接置くのはマナー違反とされています。
数珠を携帯するときは、バッグや数珠袋に入れるか、服のポケットに納めておくとよいでしょう。

*腕輪年珠は数珠の代わりにできない
寺院などでお土産として売られているブレスレットタイプの「腕輪念珠」は、一見数珠の用にも見えるかもしれませんが、これは数珠ではありません。
あくまでファッションアイテムのひとつですから、数珠の代わりとして持っていくのは控えましょう。

~数珠のお手入れ・処分方法~
■数珠のお手入れの仕方
数珠が汚れてしまったときは、水洗いを避け、柔らかい布で軽く汚れを拭き取ってください。
数珠をしまうときは、数珠袋に入れるか桐箱に納め、木の実を用いた数珠は虫がつかないように防虫剤を入れておくと安心です。
珊瑚や真珠、ラビスラズリなどの素材を用いた数珠は、手の油や汗に弱いため、使ったときは、布で優しく拭いてから保管することで末永くお使いいただけます。

■数珠が切れたとき
数珠を長年使っていると、数珠が切れてバラバラになってしまうことが稀にあります。数珠の糸が切れるのは不吉ではないかと思われる方もいらっしゃいますが、縁起が悪いわけではありません。
仏教の基本となる三法印の一つに「諸行無常」という教えがあります。「形あるものはいつかは滅びる」という考え方にあるように、数珠も永遠のものではありません。
「数珠が災難の身代わりになってくれた」「悪縁を切ってくれた」と考えて、すみやかに仏具屋さんに修理するか、供養して新しい念珠を購入するとよいでしょう。

■処分方法
古くなった数珠は、お寺に納めて供養していただくのが基本となります。
自身の身代わりとしての役割をもった仏具ですから、感謝の気持ちを添えて納めます。略式の数珠であっても、そのままゴミとして廃棄することは避けましょう。

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