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先物・先渡取引

先物取引・先渡取引とは、将来の売買についてあらかじめ価格等を決めた上でする取引のことです。
先物取引と先渡取引は、取引所取引と相対取引などの差がありますが、ここではひとまとめにして説明します。
為替における先渡取引を、特に為替予約と言います。

例えばアメリカドル建ての定期預金を100ドル預けたとします。
満期になると即円建てで普通預金に振替られるとした場合、
満期に円ドルレートがいくらになっているのかわからないため、為替変動のリスクを負うこととなります。
しかし、定期預金契約と同時に、1ドル110円の為替予約を100ドル分契約していたとすると、 満期になると必ず1ドル110円で決済され振替られるため、為替変動リスクを低減することができるのです。
もちろん、将来のレートが1ドル150円まで変動したとしても、為替予約を締結している以上、1ドル110円で決済されてしまいます。
これは利殖の観点からすれば損失ですが、リスクヘッジ目的で為替予約を締結しているので、目的は達成されていると言えるのです。

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