東証の提供する市場の種類について

東京証券取引所が提供する市場は、大きく分けて５つあり、それぞれ特徴や基準が変わってきます。上場を検討する際は、その目的に応じて市場を使い分ける事が重要です。では、具体的にどのような特徴があるのか解説していきます。

１：東証一部、二部

いわずと知れた国内外の大企業が上場する市場で、特に一部の場合は海外の機関投資家等の売買が多くの割合を占めている「国際的な市場」です。一部と二部を総称して「本則市場」とも言います。世界的に見ても流動性や規模の部分では正解でも有数の市場と言えます。

２：ジャスダック

ジャスダックには、さらに内訳区分として、２つの区分を設けています。

◎スタンダード：一定の事業規模と実績がある成長企業向け
◎グロース：これからの将来性がある企業向け

ジャスダックの基本コンセプトは、「信頼性」「革新性」「地域・国際性」の３つを掲げています。

３：マザーズ

将来的に一部への上場を視野に入れ、そのためのステップアップとしての市場。高い成長性が重視されている代わりに、業種や規模などの制限はありません。マザーズに上場することで中堅企業でも多くの資金調達が可能となります。

４：TOKYO PRO Market

2008年に導入された新たな制度で、取引所から認定を受けたJAdviserが、企業の上場審査及び上場後のサポートまで実施しています。