①一方的に供託をはじめた借主に対し、明渡判決を獲得・強制執行により明渡を完了させたうえ、家賃保証会
　社から未払賃料全額を回収し、執行費用についても負担してもらった事例(貸主側)
②借地を取得した不動産業者からの賃料増額請求の調停に対し、借地人(兼建物所有者)の年齢や資力を考慮
　し、退去費用として300万円、建物の収去義務免除、未払差額賃料の免除、明渡期間6か月という条件で和解
　を成立させた事例(借主側)
③漏水事故を発生させたとして、不動産の所有者とともに約2000万円の損害賠償請求を受けた依頼者(清掃業
　者)につき、依頼者の作業と漏水との因果関係及び漏水と損害との因果関係の立証が不十分であることを主
　張し、当方負担額約60万円で和解を成立させた事例(その他)
④共有持分権を取得した不動産業者から不動産を独占的に利用する相手方に対する共有物分割請求事件につき
　相手方が権利濫用を主張するなか、持分権取得に至る経緯等を主張し、裁判所から退去費用の支払を条件と
　する分割につき検討するよう進行方針が示された事例(所有者側)
⑤被相続人が国有地上に共有建物を所有していたため売却が難航していたなか、不動産業者及び国との間で交
　渉を行って、借地権付共有持分権として、数百万円で売却換価した事例(借主側)
⑥建築基準法違反を理由に行政から工事の差止めの通知を受けた件につき、当該工事には法令違反の事実はな
　い旨の意見書を行政に提出し、無事に工事の続行が認められた事例