〜相続による不動産登記は、早ければ早いほど費用も時間も節約できます〜
不動産に相続が発生しても、名義を変えないでそのままお住まいになっておられる方は数多くいらっしゃいます。
しかし、相続不動産を売却する際には、必ず相続登記が必要となり、長いこと放置していたばかりに、思わぬ費用を強いられることもあります。

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〈質問〉
以下の場合、(母)が自宅不動産を売却するにはどうしたらよいでしょう?

○家族構成:(亡・父)(母)(長男)(長女)
○財　　産:自宅不動産のみの場合
→相続人は(母)(長男)(長女)の3名ですが、子供たちは(母)の単独名義にすることを了承。しかし、数年後、相続登記をしないでいるうちに、(長女)が死亡してしまいました。

〈(長女)死亡で相続人が変化〉
○(亡・長女)の家族:(夫)(息子・行方不明)
→(亡・父)の不動産相続人は、(母)(長男)(夫)(息子・行方不明)の4名に増えてしまいました。

〈答え〉
(息子・行方不明)を探し出し、(夫)(息子・行方不明)の了承を得なければ、不動産の売却はできません。
(父)が死亡した時点で、すぐに遺産分割協議により(母)名義に相続登記をしていれば、数次相続は発生せず、不動産も容易に売却できました。
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この様に、相続発生から時間が経てば経つほど相続関係は複雑化し、複雑になればなるほど要する時間も費用も余分に掛かってしまうのです。

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