DV被害をうけてしまった場合の対処法

DVとは、親密な関係において、一方が他方をコントロールし、従わせようとして用いる威圧的な行動パターンのことです。
DVの加害者は、暴力、威嚇、理不尽な行為、さげすみ、搾取などによって被害者の中に恐怖心を起こさせることで、無理やり自分に従わせ、支配と抑圧の構造を作り上げます。
また、暴力には身体的暴力、精神的暴力、社会的暴力、経済的暴力、性暴力が含まれます。
では、万が一DV被害を受けてしまった時場合、被害をエスカレートさせないように、被害者はどういった行動を取れば良いのでしょうか。

●相談窓口に相談する

DVの相談窓口は警察署だけではありません。
住んでいるの自治体の市（区）役所にも窓口はありますし、福祉事務所を訪ねてもいいでしょう。
地域にある女性センターにも窓口が設置されています。
訪問しにくい場合は電話で相談も可能です。

●シェルターに助けてもらう

「配偶者暴力相談支援センター」は各都道府県に設置されています。
シェルター機能を持ち一時保護も行ってくれますので、緊急を要する場合にはこちらに相談しましょう。
暴力を受けて命の危険を感じた場合などは迷わずセンターに駆け込むことが重要です。

●更生してもらうよう促す

DVは繰り返す傾向が強いものなので、1度でも被害に遭ってしまった場合には、手遅れになる前に、相手に対してなんらかの対策をとるために行動をおこすことが重要です。
最近は、加害者向けの更正プログラムも充実しています。
加害者自らが通う意志を積極的に持つのは難しいかもしれませんが、妻やパートナーの説得で通う人も多いので、「離婚や別れを選択せずにパートナーのDVを直したい」と考えている女性は、説得して通ってもらうように促してみましょう。